わたしはダマサレナイ!!
第21話 ブランド品販売詐欺
ブランド品販売詐欺とは?
インターネットショッピングは、利用者にとって大変便利なうえ、店頭で購入する場合よりも安価である場合も多いため、その利用者数は増加傾向にあります。特に若い世代にとっては、さまざまな商品をネットで購入することは、いまや日常化しているといっても過言ではありません。
ネット上ではさまざまな品が売買されていますが、ブランド品もそのひとつです。ネットショッピングでは直接商品を確認することができないため、とくに高価なブランド品を購入する場合には、ホンモノを手に入れるために、サイトの運営業者や販売業者の信頼性を確認することがとても大切です。
ブランド品の激安サイトのなかには、ニセモノのブランド品をホンモノと偽り、売っているサイトがあります。こうしたサイトでは、販売価格が通常価格の3分の1程度に設定されていることがあり、「どうしてこんなに安いのか?」と不審に思いながら、サイト上には本物のブランド品が掲載されているため、それを見て信用してしまい購入を決めてしまうのです。
こうした詐欺では、銀行振込みで決済します。また振込口座は個人名が大半です。
お金を振り込むと、間もなく商品が送られてきます。しかし発送元は、サイト運営業者や販売業者とは関わりのなさそうな外国である場合が多く、送られてきた商品が一見して素人でもニセモノと分かるものばかりです。
ニセモノをつかまされ、クレームを申し入れると「商品を送り返してくれればホンモノを再送します」などと言われる場合もありますが、「ホンモノ」が送られてくることはありません。次第に連絡はつかなくなり、被害者が問い合わせメールを送っても返信は来ず、そのうちに当該サイトがなくなってしまうのです。このとき被害者のメールアドレスが悪質業者の間に流出している可能性もあります。
こうした被害に遭わないためには、販売されている商品の価格が非常に安い場合にはまず疑ってみるような、「健全な猜疑心」も必要でしょう。
契約は慎重に検討し、少しでも不審点があれば、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。
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