第5話 未公開株取引詐欺

未公開株取引詐欺とは？

「近々上場し、値上がり確実な未公開株がある」などと虚偽の説明による勧誘を行って購入代金を振り込ませ、現金をだまし取る詐欺のこと。
悪質業者は、未公開株の発行会社やニセの証券会社を名乗り、確実に値上がりすることを強調して、未公開株購入を勧誘します。その未公開企業が有望な企業であるように見せかけるため、非常に手がこんだ資料を用意します。購入すると株券ではなく「預かり証」が届く場合があります。こうした詐欺の場合、「預かり証」は法的に資金返還請求の役には立ちません。一度、お金を振り込んでしまい被害に遭ってしまった方は、二次被害に注意してください。
未公開株の売買ができるのは、当該未公開株発行会社と金融庁の登録を受けた証券会社などに限られます。未公開株の購入の判断はくれぐれも慎重に行ってください。