わたしを守る「生命保険」
2. 上手に選ぼう
(10) 保険で貯める弱点
貯める目的の生命保険には、「学資保険/子ども保険」、「養老保険/貯蓄保険」、「年金保険」、「終身保険」などがあります。これらの保険には、死亡保障(亡くなったときに死亡保険金が支払われる)があり、保険料にはそのコストが上乗せされています(年金保険は除きます)。また、預金と違い「自由に出し入れすることができない」、「中途解約すると損が出てしまう」といったデメリットもあります。
これ以外にも、貯める保険として、「外貨建て保険」や「投資型保険」があります。
「外貨建て保険」は、アメリカドルなどで運用する保険で、「養老保険」、「年金保険」、「終身保険」などがあります。
「投資型保険」は、資産を株式市場などで運用する保険で、同様に「養老保険」、「年金保険」、「終身保険」などがあります。一般の(投資型でない)保険より、有利になる可能性と、損をするリスクの両方があります。契約者が支払った保険料を、株式など、「損をするリスクはあるが高い利回りを狙えるもの/高い利回りを狙えるが損をするリスクがあるもの」で運用するからです。
投資型保険を考えるなら、まず投資信託等で投資を経験し、リスクを十分理解してから検討することをお勧めしています。
なお、「投資型保険」は、死亡保障など様々な費用が上乗せされるため、投資信託などの純粋な投資商品に比べ、運用コストが高くなることを知っておきましょう。