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わたしを守る「生命保険」

1. 生命保険の基本

(4) 病気や高齢でも契約できる保険がある。でも保険料は高い

生命保険を契約できるのは健康な人だけ、健康なときだけではありません。健康でなくても加入できる保険があります。

病歴や持病があると保険契約を断られることがあります。保険会社が無条件で引き受けると入院や死亡の確率が高くなり、保険金の支払いが膨らんで、経営が立ち行かなくなってしまうためです。しかし、一定の条件を設けたり、保険料を少し高くすることで、病気をした人、病気を持っている人でも加入できる保険が登場しています。

病歴などがあっても、条件をゆるくして加入しやすくしたものは、一般に「緩和型」保険と呼ばれます。全くの無条件で加入できるわけではないので、加入条件を確認しましょう。

緩和型、無選択型の保険

「緩和型」医療保険は、持病がある人や手術歴がある人でも契約でき、入院や手術の際に給付金が払われます。一般の医療保険よりも入院給付金の額が小さく(1日あたり3,000円または5,000円までなど)、保険料も少し高めです。

「緩和型」終身保険、「緩和型」定期保険は、死亡保険金の上限が低く(500万円、300万円、100万円など)、保険料が高めです。「緩和型」には一定の条件があることが多いので、事前に確認しましょう。

健康条件をまったく問わない「無選択型」の保険もあります。保険料は「緩和型」よりも高くなります。

「緩和型」、「無選択型」は保険料が高めなので、保険を契約するよりも、貯金で備えるほうが有利な場合もあります。また、以下に説明するように、一般の保険に条件付きで加入できる場合もあるので、比べてみることをお勧めします。

部位不担保、保険金削減

条件付きで契約できる例として、「部位不担保」や「保険金削減」があります。

「部位不担保」は、たとえば胃潰瘍がある人でも契約できますが、胃の病気では入院や手術の給付金が支払われない、また、胃の病気で亡くなっても死亡保険金が支払われない、といった条件が付くことです。

「保険金削減」は、たとえば加入後3年以内の死亡では、保険金が100%は支払われず、一定割合で減額される、といった条件が付くことです。一定期間の保障が削減されますが、「緩和型」や「無選択型」よりは保険料が安くなります。

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