わたしを守る「生命保険」
2. 上手に選ぼう
(6) 勤務先で入る団体保険、共済
企業や公共団体に勤めている方は、勤務先で団体保険や共済に加入できることがあります。確認してみましょう。大きく分けて、ふたつのタイプがあります。
ひとつめは、会社が保険会社と「団体扱いの契約」を結んでいる場合です。一般に販売されている保険が、団体割引により保険料が安くなります。
ふたつめは、企業や団体の職員だけが加入できる「団体保険」です。その団体向けにオーダーメイドで設計されており、一般の生命保険よりも保険料が安いのが特徴です。代表的なのは、「定期保険」と「医療保険」です。ふたつを組み合わせた保険もあります。
ただし、団体保険は、会社を退職すると保険を解約しなくてはならないことがあります(商品によって違います)。死亡のための定期保険は、定年退職のころには不要になることも多いのですが、「中途退職の際に解約になるのは困る」とか、「医療保険は終身保障が欲しいので、途中で解約になると困る」ということもあります。契約するときには、「退職したらどうなるか」、「解約になっても困らないか」といった点を確認しましょう。