わたしを守る「生命保険」
1. 生命保険の基本
(1) 生きるための保険と、死んだときのための保険
生命保険は人の命にかかわる保険です。大きくふたつ、生きるための保険と、死んだときのための保険があります。
生きるための保険
病気やケガで入院、手術、療養となるとお金がかかります。仕事が続けられなくなり、収入が途絶えることもあります。これらに備えるのが、生きるための保険。「入院保険」、「介護保険」、「収入保障保険」などがあります。
生きるためのもうひとつの保険は、将来のためにお金を貯める保険です。子の教育費を貯めるための「子ども保険」や「学資保険」、老後の生活費を貯める「年金保険」、○年後(の満期)までに○万円貯める「養老保険」などがあります。
死んだときのための保険
人は誰でも必ず死を迎えます。お金の面で困るのは、家族を養っていた働き手が若くして亡くなり収入が途絶えてしまうケース。公的年金に加入し、保険料を支払っていれば、子どもや配偶者には「遺族年金」が払われます(一定の条件あり)。しかし遺族年金だけでは足りないことがあります。受給要件を満たしていないため遺族年金が払われないケースもあります。こんなときのために備えるのが民間の「死亡保険」(死んだときのための保険)。残された家族の生活を支えるための保険です。
遺族厚生年金の受給要件 (日本年金機構HPへリンク)
遺族基礎年金の受給要件 (日本年金機構HPへリンク)