活動内容・方針
平成21年度活動方針
2.平成21年度の活動方針
近年、金融のグローバル化の進展や金融新技術の普及により、多様で複雑な金融商品が幅広いチャネルを通じて販売されているなど、私たちの暮らしを取り巻く金融環境は大きく変化しています。世界的な金融危機の発端となった米国サブプライム問題の発生の一因が消費者の金融知識の不足にあるとの認識が広まる中、先進国から新興国に至るまで、正しい金融知識普及の重要性やそのための金融教育の必要性が叫ばれています。わが国においても、基本的な金融知識の不足に起因した様々なトラブルが頻発しており、金融知識の普及、金融教育の必要性は、一段と高まっていると言えます。
こうした環境のもと、中立・公正な立場から長きに亘り活動している当委員会に対する期待は益々高まっているものと思われます。当委員会では、委員団体や各地委員会を中心としたネットワークを十分に活かし、これまでにも増して緊密に連携を図り、知恵やノウハウを結集させて、全国展開を行う金融教育フェスティバルなどを通じて、より効率的で効果的な活動を行っていく必要があると考えています。こうした思いを込め、「ともに届けようお金の知識」を、21年度の新たな活動テーマとして、委員団体との協力のもと、金融知識普及と金融教育を両輪とした以下の重点施策について取り組むことといたします。
重点施策
(1)学校向け:金融教育実践に向けての対応
- 冊子「はじめての金融教育」の利用促進
- HPコンテンツ「おかねのね」の抜き刷り冊子の作成、活用推進
- 教員対象セミナー・研修等の充実、支援強化
- 作文・小論文コンクール、金融教育公開授業の継続
(2)一般向け:金融知識のより幅広い層への普及
- 各種メディアや広報誌を通じた「知るぽると」知名度向上に向けた情報発信
- HPコンテンツのスクラップ&ビルド
- 委員団体等との連携の緊密化
(3)共通
- 金融教育フェスティバルの各地開催