金融商品なんでも百科
(平成30年4月)
預貯金
外貨通知預金
通知預金タイプの外貨預金です。1か月間の据置期間を経過すれば、自由に解約できます。
概要
通貨
米ドル、ユーロ
預入金額
50万円以上から取扱います。
適用金利
外貨普通預金よりも高い利率が設定されています。預入金額が大きくなるほど階層別に設定された適用金利が高くなっていきます。
先物為替予約
先物為替予約とは、文字どおり、一定期間後に一定の外国為替相場で一定額の取引(「ドルを円に替える」など)を予約することです。たとえば、「3か月後、1,000ドルを円に替える取引を行う」ということを予約するわけです。予約した取引に用いられる外国為替相場は、先物相場と呼ばれ、1か月後、3か月後など、実際の取引が行われるまでの期間ごとに相場が決められています。
先物相場が100円/ドルだったとすると、3か月後のその日の外国為替相場が110円であろうと、130円であろうと、1,000ドルは1ドル当たり100円換算で100,000円に替えられます。つまり、外貨建て金融商品の払出予定日(たとえば、外貨建て定期預金の満期日)にあわせて先物為替予約を行えば、払出当日の外国為替相場のいかんにかかわらず、予約の時点で、円でいくら手に入るかが確定するわけです。
なお、先物相場に対して、その場その場で行う通常の取引の相場を直物相場と呼びます。
先物為替予約を行うときには、以下の点に注意しましょう。
- 先物為替予約ができるかどうか、どういう条件なら可能か、といった点を含めて、金融機関ごとに取扱いが異なっています。
- 先物相場は、金融機関が決定します(直物相場と同じく、TTSとTTBがあります)。
- 先物為替予約を行ったときの相場より損をすることはなくなりますが、逆にそれ以上得をすることもありません(為替変動によるリスクはなくなりますが、リターンもなくなります)。
- 別途契約手続きは必要ですが、手続きに関して追加的に手数料を徴収されることはありません。為替予約に関する手数料は、直物相場と同様、先物相場に為替手数料のかたちで加味されています。