金融商品なんでも百科
(平成30年4月)
預貯金
貯蓄預金
概要
特徴
一定額以上の残高を保っていれば、一般的に普通預金と比べて高い金利が付されます。また、30万円、50万円、100万円、300万円、1,000万円と残高が増えていけば、適用される利率がだんだんと高くなっていくものがあります。
他のサービスとの組合せ
普通預金との間で一定期間ごとに自動的に資金を移動させるスウィングサービスを組むことができます。これを利用すれば、給料日にはより金利の高い貯蓄預金に普通預金から自動的に資金を移し、ローンの支払日には、反対に貯蓄預金から普通預金に資金を移すことができます。ただし、スウィングのたびに手数料を徴収される場合がありますので、その点は留意が必要です。
対象
貯蓄預金は、個人向けの商品です。
預金保険制度の適用
定額保護の適用対象です。
<留意事項>
預入れ、引出し
資金の出入れは、基本的に普通預金と同様にいつでもできますが、普通預金と違って、公共料金・クレジット代金などの自動支払いや給与・年金・配当金などの自動受取りの口座として利用することはできません。
最低預入金額
1円から預入れできますが、定められた残高(10万円が一般的)に達しなければ、普通預金の利率が適用されます。
利率
通常、適用金利は固定されておらず、金利改定があるたびに適用される金利が変わります。金利の適用方法は、金融機関ごとにかなりばらつきがあります。残高を増やしていくと適用金利が高くなる金額階層別金利のタイプがあるほか、10万円型・30万円型など定められた基準残高を超えていればそれぞれの適用金利が付されるタイプもあります。ただし、金利の情勢によっては、差がつかないこともあります。
手数料
各金融機関が定める回数を超えて払戻しを行ったり、普通預金とのスウィングを利用する場合に、手数料がかかるものと手数料がかからないものがあります。
金額階層別金利とタイプ別金利
貯蓄預金の適用金利には、主に2つの種類があります。このほか、基準金額ごとに金額階層別金利を設けた複合タイプのものもあります。
■金額階層別金利 | ■タイプ別金利 |