金融商品なんでも百科
(平成30年4月)
預貯金
普通預金
概要
特徴
期間の定めがなく、いつでも預入れ、引出しが自由にできる預金です。公共料金などの自動引落しや、給与・年金の自動振込み、配当金などの自動受取りなどの機能が利用できる点で、日常生活に必要なお金を財布代わりにできる利便性を持っています。
他のサービスとの組合せ
定期性預金などを担保にして、総合口座とすれば、自動融資を受けることもできます。また、貯蓄預金との間で、一定期間ごとに一定額の資金を自動的に振替えるスウィングサービスを組むこともできます。
類似商品
預金保険制度の適用
(農水産業協同組合貯金保険制度を含む、以下同様)定額保護の適用対象です。
<留意事項>
預入れ、引出し
預入れ、引出しとも1円単位でいくらでも自由です。預入れは、現金のほかに手形、小切手、配当金領収証、債券利札などでもできます。
引出しは、キャッシュカードによってCD・ATMから引出す方法のほか、通帳と届出の印鑑により店頭で手続きをする方法があります。
利率
各金融機関が任意に設定します。適用金利は固定されておらず、金利改定があるたびに適用される金利が変わります。
利子のつく単位
1円、100円などの単位があります。残高1,000円以上の場合に限って利子がつくのが一般的です。また、利子は半年ごと(通常、2月と8月または3月と9月)に計算されて、元金に組入れられるのが一般的です。なお、利子は通常過去半年間の毎日の預金残高に対してつくかたちで計算されます。
手数料の優遇
一部の銀行では、預金の残高や給与振込みの設定等の取引状況に応じて、ATMの時間外手数料や振込手数料を一定回数まで無料とするといった優遇を行っています。
無利息普通預金
預金保険制度により全額保護される預金であり、無利息で要求払い(預金者の要求でいつでも払戻しができること)、決済サービス(引落しなどができる)を提供できること、という3条件を満たす普通預金です。一般の普通預金と同様に給与や年金の受取り、各種振替えができます。
ボランティア型の普通預金
一部の銀行では、普通預金の利息を福祉団体等に自動的に寄附する預金を取扱っています。この預金は、年2回の利息支払いのときに、税引後利息の一定割合(例えば50%)を指定された福祉団体等に自動的に寄附する仕組みになっています。