大学生のための 人生とお金の知恵
II. お金の知恵
3. 支出を把握する
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支出を把握しましょう。
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「お金の使い方を見直す」ためには ⇒ 支出を把握する必要があります
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どのような形で把握すればよいのでしょうか。
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「使い方を見直す」うえで役に立つ支出把握のポイント
①一覧性がある ②分類されている ③(ある程度)網羅されている
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初めて支出を把握しようとするときは、大きな支出や、見直したいと思っている項目について把握するだけでも、大きな効果があります。
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しっかり見直したいときは、なるべく網羅的に把握することが望まれます。ただし、「使い方を見直す」ために役立つ範囲で行えばよく、細部にこだわる必要はありません。収支を合わせるために支出を完璧に把握しようとするより、見直しに力を入れましょう。
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支出は個々の商品やサービスの購入ごとに行われますから、何らかの工夫をしないと、①〜③を備えることはできません。
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家計簿をつけるのが理想です。家計簿をつければ①〜③を備えることができ、見直しに役立ちます。従来は手書きでつけるものが中心でしたが、パソコンやスマホで家計簿ソフト・アプリに入力する人も増えています。
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家計簿やソフト・アプリには、しっかり見直したい人向けのもの(例:分析機能を備えたソフト)だけでなく、手間をかけたくない人向けのものもあります。有償のものだけでなく、無償のものもあります。
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記帳や入力のしかたも、レシートなどからまとめて記帳・入力する人もいれば、支出するたびにスマホで入力する人もいます。自分に合った方法にしましょう。
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家計簿やソフト・アプリを利用したくない人は、レシートをとっておいて分析したり、デビットカードやクレジットカードの利用明細を分析しましょう。
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買い物をするときは、「欲しい」という気持ちが先に立っています。カードなどの「見えないお金」での支払が増えています。現金で支払ったときも、支出したことが後で「見えなくなっている」ことが多いものです。上記の方法により支出を「見える化」し、冷静に眺めることが、支出見直しのコツです。