大学生のための 人生とお金の知恵
II. お金の知恵
2. 収入を把握する
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社会人となって、「お金を稼ぐ」ことができるようになったとき、まず心がけたいことは収入の把握、とくに「手取り収入」の把握です。
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「手取り収入」とは、“手元に来るお金”のことです。給与所得者でいえば、給与支給額から税金(所得税、住民税)と社会保険料(会社員の場合は雇用保険、健康保険、厚生年金保険などの保険料)が差し引かれた後の金額です。
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手取り収入を把握する必要があるのは、給与の額面ではなく、実際に使える額を、貯蓄や支出の基準とする必要があるためです。
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「手取り収入」を把握し、貯蓄や支出の基準にしましょう
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毎月の給与や賞与の支給明細から、手取り収入を把握し、貯蓄や支出の基準にしましょう。年間の手取り収入は、給与所得の源泉徴収票などから把握できます。
給与明細から手取り収入を把握 支給 基本給 時間外手当 通勤手当 支給額計 200,000円 8,000円 10,000円 218,000円 控除 雇用保険 健康保険 厚生年金保険 社会保険料計 654円 10,890円 20,130円 31,674円 所得税 住民税 税額計 3,910円 7,200円 11,110円 支給額 - ( 税金 + 社会保険料 ) = 手取り収入 218,000 - ( 11,110 + 31,674 ) = 175,216円