大学生のための 人生とお金の知恵
I. 人生のデザインとお金
6. 人生の不確実性
1) 人生の不確実性
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人生の夢をライフデザインやライフプランとして描き、夢を「目標」と位置づけて努力を続けることにより、実現する可能性を高めることができます。
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しかし、人生は不確実ですので、自分の思い通りにいくとは限りません。人生をとりまく社会や経済の環境の先行きは不透明です。個人として予期せぬ問題に直面する可能性もあります(自分や家族の健康・生活・経済面の問題の発生など)。
2) 意思決定が必要
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人生においては、さまざまな不確実性の下で、意思決定をしていく必要があります。大学生には、就職(職業選択)という重要な意思決定が迫っています。その後も、たとえば転職・起業、恋愛・結婚、出産・子育て、貯蓄・運用、住宅などについて、考え、「決めていく」必要があります。
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意思決定にはリスクが伴いますが、幸せを実現するための意思決定を避けて通ることはできません。リスクに向き合い、チャレンジすることで夢の実現に近づきます。「意思決定は、幸せを実現するためのチャンス」と前向きに捉えましょう。
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一方、たとえば事故、災害、病気、死亡などは、通常は損失だけを発生させるリスクです。これらに対処する方法を知ることも大切です。
3) 身につけておくべき知恵
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意思決定する際、「資源の有限性(希少性)」「トレード・オフ」「コスト」「自己責任」「リスクとリターンの関係」などの考え方を身につけておくと役立ちます。
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損失だけが発生するリスクに対しては、回避・予防・軽減する、損失に備えて貯蓄する、保険に入る、といった対応方法を知り、実行できることが望まれます。貯蓄と保険をどのように使い分けるか、といった知恵も必要です。
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人生の不確実性に備えて、社会保険、社会福祉、公的扶助などのセーフティネット(安全網)、自己破産の制度についても理解しておくことが大切です。これらの知識は、自分のためだけでなく、周囲の人を支えるうえでも役立ちます。
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これらの知恵は、「Ⅲ 不確実な人生に船出する」で学びましょう。
III. 不確実な人生に船出する