家計の金融行動に関する世論調査
家計の金融資産に関する世論調査[二人以上世帯](平成15年まで)
貯蓄と消費に関する世論調査 平成11年調査結果
II 金融環境に対する認識
3. 金融サービス、金融情報・知識に対する生活者ニーズ
(1)取引金融機関の経営内容の確認
「金融機関の経営内容を確認したいという意思があっても、確認していない」世帯(注)は増加。また、取引金融機関の経営内容に対する受け止め方の違いで区分してみると、経営内容に対して不安がある世帯ほど、経営内容を確認したいと思う世帯は多くなるが、逆に、実際に確認したことがある世帯は少なくなる傾向がある。この傾向は前年対比でみても、さらに強まっていることが窺われる。
(注)「経営内容を確認したいという意思があっても、確認していない」世帯は、「確認したいと思っても、確認の方法がわからない」世帯と「確認したいと思っても、経営に関する情報が十分でないと思っている」世帯の合計。
(図表12)取引金融機関の経営内容の確認<問18(d)>
(2)金融機関に対するサービス改善要望
上記のように「金融機関の経営内容を確認したい」とのニーズが高まる中で、金融機関のサービスについて、「金融機関の経営内容の開示」面で改善を要望する声は年々高まってきている。
(図表13)金融機関へのサービス改善要望
(上位5項目の時系列推移、複数回答)<問16>
(3)金融知識吸収に対する姿勢
金融機関の経営内容の確認等と関連して、金融知識に対する生活者の姿勢を窺うと、全体の半数が、自分の金融知識は現在「十分でないと感じており、さらによく知りたい」と回答している。また、金融情報へのニーズは、自らが取引する民間金融機関の経営内容に対する受け止め方が厳しくなるほど強くなっている。
(図表14)金融知識に対する生活者の姿勢
<問19(a)、問19(b)>
(図表15)取引金融機関の経営内容に対する受け止め方と、
金融知識へのニーズ<問18(b)、問19(b)>