2015年度 先生のための金融教育セミナー
【高等学校・大学向け】
1.来賓挨拶
文部科学省初等中等教育局 合田哲雄教育課程課長代理
米原 泰裕 課長補佐(兼)学校教育官
はじめに、金融広報中央委員会より日頃から学校教育における金融教育に多大なご支援、ご協力をいただいていることに感謝するとともに、先生方がこのようなセミナーに参加され研鑽を積まれることに敬意を表します。
現代社会を生きる者にとって、金融機関で預金をするなど、金融との関わりは欠かせません。子供たちが将来社会で活躍するためには、金融に関する知識や理解が必要になります。学校では限られた時間の中で、金融に関する知識を学ぶだけでなく、子供たちが社会に出たときに役立つ金融教育を効果的に行うことが重要です。
現在、中央教育審議会において検討している次期学習指導要領では、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び、いわゆるアクティブ・ラーニングを授業に導入することを通して、子供たちが将来の実社会や実生活の中で、知識や技能を活用しながら、自ら課題を発見し、主体的・協働的に探究し、成果を表現していけるよう、学びの質の向上や深まりを重視することとしています。本日のセミナーのプログラムは、そのような次期学習指導要領の方向性とも一致しており、非常に有意義なものであると思います。
本日のセミナーにより、先生方の授業の質が一層向上することを祈念します。