家計の金融行動に関する世論調査
家計の金融資産に関する世論調査[二人以上世帯](平成15年まで)
貯蓄と消費に関する世論調査 平成10年調査結果
III 消費と借入
収入、消費支出
過去1年間(注)の手取り収入は576万円と、前年比△4.8%の減少となった。一方、消費支出は490万円と、前年比△3.5%減少したが、手取り収入よりも減少幅は小さくなっている。
消費支出を減らした理由としては、「手取り収入が減ったから」との回答が約6割と最も多く、「手取り収入は先行き減っていくとみているから」、「将来を展望して貯蓄にまわす金額を増やしたから」といった将来に対する不安や展望に基づくものも全体の3割弱となっている。
(注)本調査の調査時点は6月末であるため、昨年7月から調査時点までの1年間が対象となる。
(図表)収入、消費支出
(年間手取り収入を回答した世帯)
(図表)消費支出を減らした理由
(消費支出を減らした世帯、3つまでの複数回答)
借入金
借入金のある世帯割合は、前年に比べ若干減少している。また、借入金のある世帯の平均借入金残高は、1,123万円と前年を上回った。また、借入金のない世帯などを含めた全世帯の平均借入残高も、507万円と前年よりも増加している。
借入金の内訳は、借入先別にみると民間金融機関のウェイトが上昇している。
(図表)借入金のある世帯割合
(図表)平均借入金残高(1世帯当たり)
(図表)借入金のある世帯における借入金の内訳