家計の金融行動に関する世論調査
家計の金融資産に関する世論調査[二人以上世帯](平成15年まで)
貯蓄と消費に関する世論調査 平成10年調査結果
II 金融の現状に対する認識と行動
(金融システム問題)
今後2~3年間の金融情勢に対する評価は、「現状と変わらない状況が続く」との見方が47.7%と最も多く、次いで「さらに混乱する」が39.4%となった。
一方、自ら取引している民間金融機関の経営内容に対する受け止め方としては、「多少経営内容は悪化していても、経営破綻する不安はない」が39.4%、「経営内容は健全だと思っているので、不安はない」が27.9%と、金融機関全般に対してよりも楽観的な見方となっている。
経営内容の評価としては「悪化している」との回答が64.2%に及んでいるが、実際に「経営内容を確認したことがある」のは全体の 7.3%に止まっている。確認経験の有無を経営内容に対する受け止め方の違いで区分してみると、経営内容に対して不安がある世帯ほど、「経営内容を確認したいと思う」世帯(注)は多くなるが、逆に、実際に「確認したことがある」世帯は少なくなる傾向がある。
(注)経営内容を確認したいと思っても、「確認の方法がわからない」あるいは「経営に関する情報が不足している」とする世帯。
(図表)今後2~3年間の金融情勢に対する評価
(図表)取引金融機関の経営内容に対する受け止め方
(図表)取引金融機関の経営内容の確認
(図表)取引金融機関の経営内容に対する受け止め方と確認行動の関係