おかねのね
銀行って何をするところ?
もしも銀行がなかったら・・・?
(その1)お金を預けるところがない
お金を保管するため自宅に金庫を置かなくてはいけません。場所も取りますし、盗まれないかと心配ですね。銀行なら安心ですし、利子(利息ともいいます)がつくという楽しみもあります。
*利子は、それぞれの銀行が決めている預金額に対する割合=預金金利によって異なります。
(その2)お金を借りるところがない
銀行は、個人や会社にお金を貸し出す融資業務を行っています。銀行がなければ、お金を借りるところを自分で探したり、貸してくれる人が見つかっても、金利が高くて借りられないこともあります。
借金を返済するときには、元金のほかに利子を支払う必要があります。支払われた利子の一部が、預金に対する利子として預金者に支払われます。
*利子は、それぞれの銀行が定めている借入額に対する割合=貸出金利によって異なります。
銀行は、お金を貸した相手が利子を含めて返済できると判断した場合にしか、お金を貸しません。そのため、銀行からお金を借りるには「信用」が必要です。
(その3)支払いや受け取りをすべて自分でしなければならない
口座がなければ、給与を現金で会社から持ち帰ったり、電気料金を電気会社の営業所まで行って支払ったりするなど、直接お金を移動させる必要があります。会社同士のお金のやりとりも現金ですべて行うこととなり、毎日、多額のお金を準備しなければなりません。
銀行は、こうした振り込みや口座引き落とし、送金など、お金の出し入れにかかわる資金の移動を毎日行っています。このような資金のやりとりを、決済(けっさい)といいます。
最近では、銀行でできるサービスが多様化しています。ご家庭では、実際に銀行とどのような取引を行っていますか?
- 預金取引
- 借り入れ(ローン)
- 国債の購入
- 投資信託の購入
- 保険商品の購入(契約)
など
- 給与の自動受け取り(自動振込み)
- 年金の受け取り
- 公共料金の自動引き落とし
- クレジットカードの自動引き落とし
- 送金(お金を送る場合、受け取る場合)
どうして、「銀行」っていうの?
明治時代に英語の「Bank」を「銀行」と訳したのが始まりです。「行」は中国語で「店」を意味し、お金(金銀)を扱う店であることから「金行」という案もありましたが、語呂のよい「銀行」に決まったといわれています。
※銀行はなぜ「銀行」というのかについては、こちらをご参照ください。
銀行はなぜ「銀行」というのですか?また、「Bank」の語源は何ですか?(日本銀行へリンク)
用語集もご覧下さい。
もっと調べたいときには・・・
- にちぎん☆キッズ(日本銀行へリンク)
- 「お金のながれ」では銀行のしごとがわかります。
- 教えて!くらしと銀行 H.銀行とは?(全国銀行協会へリンク)
- 銀行の役割がわかります。