老後を豊かに過ごすために ─リバースモーゲージという選択肢─
コラム「不動産担保型生活資金」とは?
生活福祉資金貸付制度は、安定した生活を送るために、都道府県の社会福祉協議会が資金の貸付けと、必要な相談や支援を行う制度です。
その制度の中の1つに、一定の居住用不動産を担保として生活資金を貸し付ける「不動産担保型生活資金」があります。
不動産担保型生活資金は、いわば公的なリバースモーゲージといえるもので、資金は土地の評価額の70%程度、月30万円以内まで受け取れます。
ただし、原則65歳以上で構成される高齢者・低所得世帯が対象で、連帯保証人が必要など、細かな条件があり、資金使途は生活資金に限られています。
もしも支援が必要となった場合、住んでいる地域の社会福祉協議会に相談できる制度として、覚えておくとよいでしょう。