おかねのね
情報をかしこく使おう
調べものをする時には様々な情報源があります。それぞれについて、メリット・デメリットを考えてみましょう。
- (1)百科事典
- メリット:専門性、信頼性が高い、広範囲の情報がカバーされている
- デメリット:頻繁に買い換えるものではないため情報が古くなっている可能性がある
- (2)新聞
- メリット:最新の情報が得られる、多様なニュースが掲載されている
- デメリット:欲しい情報を探し出すのに時間がかかる
- (3)書籍
- メリット:テーマについてコンパクトにまとめられている
- デメリット:情報が古かったり、誤っていたりする場合がある
- (4)インターネット
- メリット:最新の情報を得やすい、情報を見つけ出しやすい
- デメリット:サイトによって信頼性が異なる
- (5)クチコミ
- メリット:新鮮な情報が得られる
- デメリット:人によって感じ方が違うので、信頼性があやふや
子どもに助言
このように、情報源にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、知りたい情報の種類に応じて使い分けることが必要です。
総務省の調査によると、小学生のインターネットの利用率は6割を超えており(「通信利用動向調査報告書」平成18年)、情報を得る媒体としてのインターネットは、子どもにとっても身近なものになっています。インターネットには非常に多くの情報があふれていますが、それらがすべて正しいという保証はありません。わざとウソの情報を流す人もいますし、情報を提供する本人は正しいと思っていても間違っている場合もあります。ですから、初めから何もかもインターネットの情報に頼るのではなく、新聞や書籍など、複数の方法で得た情報と見比べるようにしましょう。
一つの情報源を簡単に信じてしまうのではなく、知りたい情報に応じて情報源を使い分けたり複数の情報源から調べたりするなどして、自分で必要な情報を選択することが大事な時代だといえるでしょう。