金融用語解説
エンゲル係数とは
家計の消費支出にしめる食料費の比率(%)のこと。
一般に、所得の上昇につれて家計費にしめる食料費の割合が低下する傾向にあり、このような統計的法則を、1858年の論文で発表したドイツの社会統計学者エンゲルの名にちなんでエンゲルの法則という。
一方、収入がある額以下になると、固定的な支出に圧迫されて食料費が削られるために、収入が低いにもかかわらずエンゲル係数は小さくなるというエンゲル法則の逆転現象も生じる。また、俗にエンゲル係数に準じて、消費支出に占める養育費の比率を、エンジェル係数とよぶ。
少子化により家族あたりの子どもの数は減少しているが、教育費をはじめ子どものための家計支出は増加傾向にある。
この情報は、2015年(平成27年)10月時点の情報です。