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おかねのね

銀行に預けたお金ってふえるの?

子どもに自分名義の通帳を持たせると、お金の管理を任されたようなうれしさを感じることでしょうから、その気持ちを大切にして自覚をもたせるようにしましょう。

口座を開設したり活用したりする上では、次のような点に注意することが必要です。

本人確認

犯罪組織等に銀行の口座が利用されることがないよう、銀行は取引をする際、相手方が本人であるかどうかを確認することが法律で求められています。口座開設、保護預かり、貸金庫などの取引を開始するとき、定期預金の解約のときなども確認書類の提示を求められます。子ども名義の口座をつくる場合は子どもの分と、窓口に一緒に行くおうちの人の両方の確認書類が必要です。本人確認書類としては、運転免許証、パスポート、健康保険証、年金手帳、マイナンバーカードなどがあります。

暗証番号の管理

子どもに助言

キャッシュカードの暗証番号は、カードを落としたときにそのカードを使ってお金が引き出されてしまう危険があるので、誕生日などすぐに推測されるような番号にしないこと、ATMでお金を引き出すときは、後ろの人に見られないよう気をつけることなどを子どもに伝えましょう。

もしキャッシュカードや通帳を落としたり失くしたりしたときはすぐに銀行に知らせることなども、あわせて伝えておきましょう。

単利と複利

金利には単利と複利があり、複利の場合には利子も元金に組み入れられて翌期には利子がつきますので、単利よりも複利の方が増やしやすく、金額が多いほど、期間が長いほどその差は大きく開きます。預金金利を実際に計算してみると違いがわかります。また、いくつかの銀行のパンフレットなどを子どもと一緒に集めて違いを比べてみるとよいでしょう。

※金利は、資金プランシミュレーションを活用して計算してみることができます。

資金プランシミュレーション

利子と利息

「利子」も「利息」も、貯金や預金をすることで得られるものとして、一般的には同じように使われている言葉です。もっとも、元本に対する割合を指す場合には「利子率」と言い、利息率とは言いません。一方、利息制限法や銀行法など金融に関する主な法律では「利息」が用いられていますが、税法上において課税されるのは、「利子所得」となります。このように両方、使われています。

ちなみに、「銀行に預金すると利子をつけて返してくれる」と正しく理解しているのは、小学校中学年の約2割、小学校高学年の約3割です(「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度より)。

銀行やゆうびん局などに貯金すると、利子をつけてかえ返してくれる
中学年 高学年
正しい 20.6 32.1
わからない 61.6 54.2
まちがっている 16.6 12.6

子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度

用語集もご覧下さい。

金融機関
金利

もっと調べたいときには・・・

にちぎん☆キッズ(日本銀行へリンク)
「お金のながれ」では銀行のしごとがわかります。
教えて!くらしと銀行  H.銀行とは?(全国銀行協会へリンク)
銀行の役割がわかります。

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