おかねのね
ものを買うってどういうこと?
ものを買うって、どういうことでしょう?
買い物は、ものやサービスとお金を交換することです。そして値段は、お金という尺度を使って表された、ものやサービスの価値です。わたしたちは、値段で表された金額のお金を支払うことにより、商品が自分のものになったことを認めるとともに、他の人に対しても自分のものであることを主張することができるのです。つまり、商品の所有権、あるいはサービスの利用権や受給権を得るためには対価が必要であり、買い手がその対価を支払うことによって、商品やサービスに対する権利が売り手から買い手のもとへ移るのです。
値段がないものの価値
子どもに助言
けれども、わたしたちの生活の中には、値段がついていないものもたくさんあります。たとえば、子どもたちと昆虫採集や植物採取に行った場合、虫や花は通常誰かの持ち物ではないため、対価を支払うことなく持って帰ることができます。だからといって、乱獲や自然破壊をおこなってはなりません。自然や文化財のように社会全体で守り継承すべきものは、お金という尺度で価値を表すことができないことを、子どもといっしょに確認しましょう。同様に、思い出や愛情など、心や気持ちを表したものもお金と交換することはできません。
対価が発生しないことは、決してタダを意味することではありません。値段のつけられないもの、お金で買うことができないものの価値を認めることも、お金のはたらきを知ることにつながります。
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もっと調べたいときには・・・
- にちぎん☆キッズ(日本銀行へリンク)
- 「お金ってなに?」ではお金のしくみやひみつがわかります。
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