金融用語解説
貨幣(money)とは
取引の際に、商品の交換手段として使用され、人々の間で通用するようになったもの。
貨幣は通貨とか、日常的には「お金」とも呼ばれている。いずれもその意味はほぼ同じであるが、貨幣は商品やサービスの円滑な交換や流通のための物体・媒介物という意味が強い。
貨幣には3つの機能(価値尺度、交換・流通手段、価値貯蔵手段)がある。これに対して通貨とは、流通する貨幣という意味があり、貨幣の交換や流通の手段としての機能を強調するときに使われることが多い。
なお、現金通貨(中央銀行発行の紙幣〈銀行券〉、政府発行の貨幣〈硬貨〉)と、預金通貨(普通・当座預金)を合わせて、広義の通貨と呼ぶ。通貨・貨幣に関する統計はマネーストック統計として、日本銀行から毎月公表されている。
この情報は、2015年(平成27年)10月時点の情報です。