おかねのね
お金はどうしてお金なの?
金や銀や銅といった金属で作られているお金はそれ自体に価値がありますが、一万円札や千円札といった紙幣は紙でできているので、もし国民が「紙幣はただの紙である」と思ってしまうとお店の人は大切な商品の代わりとして紙幣を受け取ってくれなくなります。
現在、千円札や一万円札など紙幣は独立行政法人国立印刷局で印刷され、日本銀行がその紙幣を発行するという流れになっています。ですから紙幣には「日本銀行券」と書かれています。
1円玉や100円玉といった硬貨は独立行政法人造幣局で造られていて、こちらは日本政府が発行しています。
明治時代~昭和初期は3択クイズのBのように同じ金額の金といつでも交換できる兌換(だかん)紙幣を発行する「金本位制」をとっていましたが、現在の紙幣は金と交換できません。
お金を支払う度に価値を確かめたりせずに使えるのは「紙幣・貨幣は信用できる」という認識が前提です。
実際に使わなくても紙幣をカラーコピーすることも違法行為になるのは、現在の暮らしにとって紙幣(お金)が非常に重要だからです。
子どもに助言
紙幣や硬貨は国民に信頼されてはじめて成り立っています。子どもが信頼される人になるように、そして、ものを大切にすることと同じく紙幣や硬貨も大切に扱うように、子どもにしっかり話してください。
用語集もご覧下さい。
もっと調べたいときには・・・
- にちぎん☆キッズ(日本銀行へリンク)
- 「おかねってなに?」ではお金のしくみについて学べます。
- 国立印刷局(独立行政法人 国立印刷局へリンク)
- キッズコンテンツ「教えて!100メンサツ」では切手やお札について楽しく学べます。
- ぞうへいきょく探検隊(独立行政法人 造幣局へリンク)
- お札の歴史やお札のできるまでなどを学べます。
このテーマも学んでみよう!
- お金をとっておくとどうなるの?<おかねのやくわり道場>(小学3・4年生)