クラウドファンディングが世の中を変える!?
(コラム クラウドファンディングとふるさと納税の違い)
コラムクラウドファンディングとふるさと納税の違いってなに?
近年、地方創生の意義が盛んに叫ばれる中、クラウドファンディングによる地域活性化に期待が寄せられています。
自治体や地域金融機関が積極的に関与した、クラウドファンディングをきっかけとした産官金連携による地域活性化は、十分可能と考えられるからです。
地域活性化という面でクラウドファンディングと似ている仕組みに、「ふるさと納税」があります。
特に購入型クラウドファンディングとふるさと納税は、個人から資金を募る点や支援者へのリターンを用意している点など、似ているポイントもありますが、違いもあります。
代表的な相違点を2つ挙げてみましょう。
①実行者の制約の有無
ふるさと納税では、資金調達の実行者は原則自治体に限られます。
一方、クラウドファンディングの場合は自治体だけでなく、企業、個人、NPOなど、どんな組織でも資金調達を行うことができます。
②支援者の税制上のメリット
ふるさと納税では、寄付金額の2,000円を超える部分については住民税や所得税の控除や還付が行われ、税制上のメリットが大きいのが特徴です。
一方、クラウドファンディングの場合は税制上のメリットがあるケースもありますが、所得控除の形となり、メリットが存在しないケースも少なくありません。