18歳までに学ぶ 契約の知恵
5 参考 ~18歳・19歳のトラブル事例
- 2022年4月の成年年齢引下げの後、18歳・19歳から各地の消費生活センター等に多く寄せられている相談は、以下のとおりです(2023年3月末までの1年間の件数)。とくに注意しましょう。
-
脱毛エステ(1,222件)
「体験で店舗へ行ったところ、全身脱毛の説明をしつこくされて契約してしまった」、「解約の電話をしているがつながらず、メールを送っても返事がない」など。 -
商品一般(534件)
「身に覚えのない商品が届いた」との相談、架空請求についての相談など。 -
出会い系サイト・アプリ(522件)
「SNSで知り合った異性に誘導されて出会い系サイトに登録したが、やりとりなどのためのポイントの購入を何度も求められた」、「異性の悩みを聞いて報酬がもらえると聞きサイトに登録した。報酬を受け取るための課金を求められ続けるが、報酬は受け取れない」など。 -
他の内職・副業(371件)
転売ビジネス、アフィリエイト内職など。インターネット検索やSNS広告などをきっかけとして副業サイトに登録しているケースが多い。「簡単に稼げるという広告を見て登録したところ、高額なサポートプランを勧誘された」など。 -
賃貸アパート(280件)
管理会社のサポートに不満があるという相談、退去時の原状回復トラブルについての相談など。 -
他の健康食品(261件)
定期購入に関する相談が多い。「お試しと思ってインターネットでダイエットサプリを注文したところ、定期購入だった」、「初回で解約できることを確認してダイエットサプリの定期購入を申し込んだ。1回目を受け取った後、解約の電話をするがつながらない」など。 -
医療サービス(240件)
美容医療に関する相談が多い。中でも、クリニックで行われる脱毛についての相談が目立つ。「無料の体験施術のあとに高額のコースを勧誘されて契約してしまったが、支払いが不安だ」など。 -
役務その他サービス(217件)
副業、稼ぎ方、起業などを指南するというサポート契約など。 -
アダルト情報(210件)
「スマートフォンでサイトを見ていたら、突然、登録完了画面が表示された」という相談など。 -
脱毛剤(183件)
脱毛剤を「お試しのつもりで注文したところ、定期購入だった」という相談など。
- (出所)
- 国民生活センター「18歳・19歳の消費者トラブルの状況 ─成年年齢引下げから1年─」をもとに作成