おかねのね
ものやお金は世界を回っている
キンおばあちゃんの手作りドレス、すてきですね。
品物についているラベルを調べてみましょう
お店で売っている品物のラベルや売り場の表示をみてみると、「Made in China」、「原産国 アメリカ」などと書かれているものが数多くあります。ラベルには、どこでつくられたか、あるいは採られたかということが表示されています。もしラベルに「Made in China」と書かれていたら、中国でつくられたということです。日本では、海外でつくられた品物がたくさん売られていますが、このように外国でつくられた品物を買うことを輸入といいます。輸入をすると、日本にないものを手に入れたり、日本でつくるよりも安く品物を手に入れたりすることができますが、買った分だけ、その国の製造者にお金をはらわなければいけません。
反対に、日本でつくった品物を海外の人々に売ることもあります。これを、輸出と言います。輸出をすると、品物を売る代わりに、世界中から日本にお金が入ってきます。輸入をしたり、輸出をしたりすることを、貿易と言います。世界の国々が、お互いに貿易をすると、品物やお金は世界中をぐるぐる回ることになります。
日本は、天然の資源が少ないので、石油やさまざまな原料を輸入して、その原料を加工して機械や自動車などをつくり、輸出しています。また、食料品もたくさん輸入しています。
世界にはいろいろな通貨があるから・・・
世界には、たくさんの国があり、国ごとに通貨が決まっています。日本なら「円」、アメリカなら「ドル」ですね。円は日本で買い物をするときには必ず受け取ってもらえるし、ドルはアメリカで買い物をするときは必ず受け取ってもらえます。言いかえると、通常、日本では円以外の通貨は使えません。せっかく海外に品物が売れてお金を受け取ることができても、それが円以外の通貨だと、日本では使うことができないので困ります。そこで、海外の通貨と自国の通貨とのこうかんが必要になります。こうかんをするときの比率は、毎日、変わります。
- 大人に聞こう!
- 海外の通貨について、どのように呼ばれているか調べてみよう。