おかねのね
将来計画を立て、夢を実現させよう
上手にお金を使う人は、きちんと計画を立て、お金をかけるところと節約するところのメリハリをつけながら夢を実現しています。
夢の実現のためには、(1)目標を明確にすること (2)目標達成のための計画を立てること (3)計画通り実行する努力をすることが重要です。
「おこづかいが余ったら貯金しよう。」と考えていてもお金はなかなか貯まらないものです。おこづかいをもらったら、まず、決まった額を貯金に回すほうが習慣として身につきやすいと思います。
貯金に回す額が多くなれば使えるおこづかいは当然少なくなりますが、その範囲内でやりくりできるかどうかは、欲しいものと必要なものの区別をつけられるかどうか、優先順位をつけられるかどうかがカギになります。自分の夢の実現にむかって計画がはっきりしていれば、欲しいものを買うのを我慢したりすることも、ワクワクするような気持ちでできるようになります。
子どもに助言
ひとつだけ気をつけたいことは、お金そのものが目標にならないようにすること。かなえたい夢があるといっても、必要なものまで買わずに我慢してお金を貯めるのは本末転倒です。お金は夢を実現するための道具、あるいは手段であって、お金をためることが人生の目的ではないことを気づかせましょう。
時間の積み重ねがもたらすもの
例えば、子どもがおこづかいで買えない金額のものを欲しがったとします。もしそれが親にとって簡単に払える金額だとしても、すぐに買い与えてしまうのはちょっと待ってください。子どもに、自分のおこづかいの範囲で、どうやったら手に入れられるかを考え、計画を練り、努力するチャンスを与えてみましょう。
小学校高学年になったら、「欲しい」と「必要」の区別をしながら買い物リストを作ったり、その購入のための計画を立てること、時間をかけて実現への努力を積み重ねていくことを生活の中で教えてあげてください。ちょっとした家族旅行の計画を立て、家族で協力して実現させるのでもいいですね。