おかねのね
どうやって選んでる?
1回の買い物に限っても、何を買うか、どの店で買うかに始まり、何個買うか、どの会社のものにするかなど、たくさんの選択が含まれています。どれを選ぶかは、経済的に一番安いという理由もありますし、好きだから、というのも理由になるでしょう。
パーティーのための買い物でいえば、味、量、好み、食べやすさ、栄養や鮮度、価格など、商品を選ぶにあたって実にさまざまな視点から検討し、判断しているものです。こうした判断はほとんど無意識で行っていることも多いと思いますが、子どもに「なぜそれを選んだか」、「どんな基準で商品を選んでいるのか」を考えさせると買い物の知恵が身につきよいでしょう。
子どもに助言
食品を選ぶ際には、栄養情報や、原材料、添加物、消費期限などの品質表示を確認しながら選ぶのが望ましいです。子どもと買いに行くときには、表示の見方についても商品のラベルを見ながら教えましょう。果物を選択する際には、同じ果物でも季節によって価格が大きく異なりますから、旬も考える必要がでてきます。
※価格については、「同じものでもねだんが違う」と「ものの値段っていつも同じ?」もご覧ください。
同じものでもねだんが違う<おかねのやくわり道場>(小学3・4年生)
ものの値段っていつも同じ?<おかねのやくわり道場>(小学5・6年生)
このほか、飲み物や果物のような食料品であれば安全性といった視点もありますし、衣類であれば素材や着心地、雑貨であれば色やデザイン、電気製品であれば使いやすさなど、商品によってさまざまな選択基準がありますね。また、食品であればJASマーク、工業品であればJISマークなど、ある商品の成分や性能、形や品質などが定められた基準をクリアしていることを示す品質表示があります。ときにはそうした基準について意識的に考え、家族で意見を出し合って一つの商品を選んでみてはいかがでしょうか。
※商品に表示されているマークについては、「安全やかんきょうを考えて商品を選ぼう」をご覧ください。
安全やかんきょうを考えて商品を選ぼう<おかねとくらし道場>(小学3・4年生)
JASマークは、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)に基づくJAS規格を満たしていることが確認された製品に貼付することができるマークです。JAS法は、食品の表示(品質表示基準)についても定めており、流通の方法も含めた改正JAS法が平成18年3月には施行されています。上記のマークは改正JAS法に基づく表示です。
鉱工業品
特定側面
加工技術
JISマーク(日本工業規格)とは、工業標準化法に基づいて生活に必要な物や事柄の大きさ、形、品質などの標準を定めたものです。平成17年に表示制度が新しくなり、国による認定から民間の第三者機関による認証に変わりました。
もっと調べたいときには・・・
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