おかねのね
買い物でできること
みなさんは寄付付きの商品を見たことがありますか?
商品の値段に寄付の金額がふくまれていて、商品が売れると、その商品をはん売している会社が寄付をするというしくみです。食品のほかには、衣類、アクセサリー、化しょう品、コンサートのチケット、レストランのメニューなどがあります。
寄付金は、いろいろなことに使われています。何に使うかは、寄付を集める会社が決めて表示しています。寄付金の金額はそんなに多くないため、買い物をするときに、どこかでだれかの役に立つと気付いて意識的に選んでいる人も、気付かずにいる人もいることでしょう。
また、フェアトレードという言葉を聞いたことがありますか?
私たちが買っている食品や工業製品などの中には、海外から輸入されているものが多くあります。賃金が安いために商品の価格が低くなっているわけですが、場合によっては、必要な費用がきちんとはらわれていないために値だんが安くなっていることもあるのです。
また、条件のよくないところで長い時間、安い賃金で人を働かせて作った商品である場合もあります。フェアトレードは、そのような不公平な取り引きではないということを認められた商品であって、そうした商品を買うことが輸出国で生産する人の生活を改善することにつながるのです。
みなさんも、買い物をするときには、自分の出したお金がどこへ流れて、だれのところに行くのか、商品をどこで、だれが、どのように作っているのか、働いている人はきちんと賃金をもらっているのかなどを考えてみませんか。
こんな買い方についてどう思いますか。