おかねのね
だれのための買い物?
5W2Hで考えましょう。
「いつ(When)、どこで(Where)、 だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」という6つの要素は、適切で合理的な買い物をするために必要です。「どのように」の後へ、予算を考慮するために「いくらで(How Much)」を加えます。
相手のことを考えて買いましょう。
相手と目的に合った買い物をする企画を、話し合って決めましょう。例えば、地域のお年寄りとの交流会では、子どもたちが食べたいものより、お年寄りに食べてもらうことを第一に考えてみましょう。自分ではなく、特定の人のための買い物です。お年寄りは咀嚼する力も弱く、飲み込むのも苦手になります。のどに詰まらせたり、むせたりしないよう、安全面を考慮し、のどごしの良いおやつが適しているでしょう。大切なのは価格だけではなく、安全と楽しさと社会常識に合ったおもてなしのマナーです。
何を買おうかみんなで話し合う場面では、意見の食い違いも出てくるでしょう。そのようなときは自分の主張ばかりではなく、ほかの人の意見に耳を傾ける姿勢も大切だと、子どもたちに教えておきたいものです。
「安物買いの銭失い」
このことわざは、安い物は品質が劣るから、結局、高くつくという意味です。値段は安い方が家計にはありがたいですが、すぐ傷んでしまったり、洗濯に耐えられなかったりして、結局買い直すことになれば、費用がかさんでしまいます。現代では、インターネットを利用して簡単に、いろいろな商品が買えます。選択肢が増えることは良いのですが、商品を選ぶ際には、値段だけでなく、品質や安全面にも気を配りたいですね。誰のために、何に注意して買うのか、今一度、子どもと一緒に考えましょう。