おかねのね
うっかりして人の物をこわしてしまったら
生活をしている限り、間違いや失敗はあります。それは子どもも大人も同じです。ですから、そのようなことが起きた時にどのような行動をすべきか、私達大人は子どもに伝える必要があります。
「まずは本人があやまること」
「そのことを大人に伝えること」
報告を受けた大人は、どう行動したら良いでしょうか。例えば、子どもがキャッチボール中に誤って窓ガラスを割った場合は、こう考えます。
- 子どもと一緒に割れたガラスを片づける
- ガラスを販売している店舗に連絡をし、新しく入れてもらう(当然、その費用は負担します)
- ガラスが入った後は、改めて謝りに行く
いずれも、子どもと行動を共にするのがポイントです。大人同士で解決してしまうと、子どもに「何かあったら親を頼れば良い」「責任は取らなくても良い」ということを間接的に伝えることになります。それでは自立の心が育ちません。
責任を取ることは心理的な負担も大きく、お金がかかることもあります。しかし、子ども自身がきちんと向き合うことで、今後は自分の行動が他人に及ぼす影響を考えながら生活をしていくようになります。
暮らしの中での「もしも……」に備え、安心! 個人賠償責任保険
- 「子どもとキャッチボール中、他人の家の窓ガラスを割ってしまった」
- 「子どもが自転車で走行中、停車中の車にぶつかり、傷をつけてしまった」
- 「自転車に乗車中、通行人と衝突してけがをさせてしまった」
- 「買い物中に誤って商品を落とし、壊してしまった」
- 「友達の家のカーペットを汚してしまった」
このように、日々の暮らしの中で、うっかり他人の物を壊してしまったり、けがをさせてしまうということもあるかもしれません。損害賠償請求をされ、高額な賠償金を支払うことになると、家計に大きなダメージを与えてしまうかもしれませんね。
こういった暮らしの中でのリスクに備え、「個人賠償責任保険」に加入するという方法があります。この保険は一般的に、火災保険、傷害保険、自動車保険の特約として加入します。保険料はおおよその目安となりますが、保険金1億円の場合でも年間1000~2000円程度と割安です。また、申込みをした本人だけではなく、配偶者や同居の子ども、別居の未婚の子ども(仕送りをしている学生等)も対象となります。トラブルになった相手と示談交渉をしてくれるサービス(弁護士特約)が付けられる場合もあるので、安心ですね。
十分に注意して生活をしていても、万が一ということもあります。保険で備えておくことも検討してみると良いでしょう。
もっと調べたいときには・・・
- 個人賠償責任保険とは?(一般社団法人日本損害保険協会へリンク)