おかねのね
お手伝いは最後まで
十平くん、作りかけでにげちゃダメですよ!
みなさんは、何かをとちゅうであきらめてしまったり、やめてしまったりしたことはないですか?本を読みかけのままやめてしまったり、楽器を買ってもらったのに練習するのをやめてしまったりすると、せっかく買ったのにもったいないし、買ってくれた人も悲しみますね。また十平くんと同じように、「今日の食事係はまかせてね!」と仕事を引き受けたのに、最後までできなかったこともあるかもしれません。そうすると、おうちの人やまわりの人にとてもめいわくをかけてしまいます。
みなさんは、毎日おいしいものを食べたり、せいけつな洋服を着たり、気持ちよくおふろに入ったりしていると思います。きれいな部屋で勉強したり遊んだりできるのは、おうちの人が毎日、家の仕事をしているからですね。もしおうちの人が、「やっぱりや~めた」と仕事を投げ出してしまったら、みなさんは今のような生活はできなくなってしまいます。
みなさんも大人になったら、家の仕事を自分でしなければなりません。そのときにそなえ、今から少しずつ家の仕事をするようにしましょう。もういくつかお手伝いをしているよという人もいるかもしれませんね。その場合は、とちゅうで投げ出したりせず、最後までしっかりやりとげるようにしましょう。
また、いつも「ちゃんとかたづけなさい!」、「くつをそろえなさい!」などとおうちの人から言われている人はいませんか?これらは、本当はしなくちゃいけないことなのにできていないこと。つまり、みなさんが投げ出してしまっている仕事です。まずは、ふだん言われていることを思い出し、自分の身の回りのかたづけなど、できることはできるだけ自分でするようにしましょう。
- 大人に聞こう!
- 身の回りのことでやってほしいと思うことはないか、おうちの人にきいてみましょう。
「これは自分がやるぞ」と心に決めたら、最後までやりとげることが大事です。新しい消しゴムを角からていねいに使っていき、なくなるまで大事に使い続けると、なんだかいいことをした気分がしませんか?仕事もきちんとやりとげると、スッキリして満足した気分になれます。またあなたをしんらいして仕事をまかせてくれたおうちの人も、最後までせきにんを持って仕事をするあなたのすがたを見て、きっとうれしく思いますよ。
このテーマも学んでみよう!
- おてつだい、がんばるぞ!<おかねとしごと道場>(小学1・2年生)