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おかねのね

チラシ・広告から見えるお店の工夫

子どもに助言

違う店のチラシを比較してみると、店ごとの特徴が見えることでしょう。また、過去のチラシと比べてみると、値段も売っている商品にも違いがあることがわかります。食べ物には旬がありますから、季節によって多く取り扱われる商品は異なりますし、また、夏の水着や花火、新学期前のノートやえんぴつなど、食べ物以外にも季節によって売れる商品には違いがあります。季節の商品には、端午の節句の菖蒲など、年中行事と関係するものも多くあります。チラシをきっかけに、食材の旬や年中行事などについて子どもに伝えていくこともできますね。

インターネットやショッピングサイトの普及、宅配サービスの充実などにより、消費者はさまざまな購入の選択肢を持つようになりました。それに伴い、各店舗はそれぞれの営業形態に合わせ、対象とする客のニーズにこたえられるように、差別化を図る必要があります。PRの方法も、チラシのほかにダイレクトメールやメールマガジンの利用など、各店が顧客に合わせて手法を選択し、差別化を図っています。

店では、オリジナルの商品を開発し店頭に並べたり、来店者の客層に合わせて閉店時刻を遅くしたり、その店にしかない特徴を打ち出す努力をしています。ほかにも期間限定で特定の商品が安くなるクーポンを発行したり、来店ポイントがつく買い物カードを発行したりするなど、いかに繰り返しその店に足を運んでもらえるか、工夫を凝らしています。このように、新たな付加価値をつけることで固定客をつかもうとしているのです。

同時に私たち消費者は、店側の工夫に敏感になり、自分のニーズや考えに応じた選択ができるようになりたいものです。

広告の評価

チラシの場合、それぞれの店は広告で、買いたいと思わせるようなレイアウトや色合い、季節に合わせた演出など、さまざまな工夫を凝らしています。新聞広告やテレビCMなどの場合は、多額の費用がかかるために、なおさらいろいろな効果を引き出せるように試みています。広告は生活のいたるところにあふれていますが、それぞれPRしたい相手、訴えたい内容に応じて広告手法を決めています。

広告の評価の観点はいろいろありますが、消費者の立場から評価している賞があります。公益社団法人日本アドバタイザーズ協会主催の「消費者が選んだ広告コンクール」です。これは過去1年間に実際に掲載・放送掲出された広告の中から、一般消費者が審査員として選考を行う広告賞です。

もっと調べたいときには・・・

消費者が選んだ広告コンクール(公益社団法人日本アドバタイザーズ協会へリンク)
同コンクールの受賞作品などを見ることができます。

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