おかねのね
喜んでもらうとうれしいね
子どもは家庭、学校、地域といったさまざまな集団の一員として生活しています。それぞれの集団の中で自分の役割を果たしていくことで、やりがいや人に喜んでもらえたうれしさを感じ、自分の能力に対する自信を身につけていきます。
サービスしてもらうだけならお客さまでしかありませんが、みんなのために働くことは集団の中で自分が大切な存在であることを認識することであり、子どもの居場所を作ることにつながります。
仕事や勉強や習い事で親も子も忙しく、地域活動への積極的な参加が難しいご家庭もあると思います。しかし、お金になるならないにかかわらず、おうちの人が進んで地域行事への参加や奉仕活動に親しむ姿を見せることで、みんなのために働くことの大切さが子どもに伝わるのではないでしょうか。
地域デビューは防災訓練から
万が一地震などの災害が発生した場合、地域の避難場所や避難経路を知っておくことは大切です。自治会報などをチェックし、家族で避難訓練や消防訓練などに参加してみましょう。
子ども会や自治会で行われる会合や行事に参加することで、近所の人と顔見知りになったり、より親しくなったりしておくと、いざという時に安心です。避難先で、無事を確認できていない家族の消息を知らせてもらったり、物資を分け合ったりすることもあるでしょう。小さい弟妹や高齢者が家族にいる場合は、隣人が頼りになります。地域とのつながりが薄れてきた今日、改めて地域デビューをするのに、防災訓練は最適です。