おかねのね
働いて得たお金のかちの重さを知ろう
栽培活動は自然をうまく利用しつつ、自然災害や病害虫被害、異常気象等々人間の力を超えたものを克服しながら行うものです。古来、人々は、各地でそれぞれの知恵と工夫を働かせながら行ってきました。
子どもに助言
実際に農業に従事していなくとも、家庭菜園や花壇作りなどでままならない思いをすることは少なくないのではないでしょうか。
例えば、家庭菜園での野菜作りは、技術や経験がものをいうため最初は上手に育てられないこともあるでしょうし、予想以上に費用がかかり驚くこともあるかもしれません。道具代、苗代、肥料代、石灰代、つる性のものには支柱代、雨に当たると病気になりやすいトマトは屋根代まで必要です。また、毎日の青虫の捕殺、肥料や水やりが欠かせないうえに、日照りや梅雨、台風、寒さや暑さ等々、どうしても大きな自然の力には勝てません。失敗も多く、費用がだんだん膨れあがるので、野菜は買って食べた方が安くつくとも言われます。しかし、自家菜園だと無農薬の上に、野菜が成長していくのが目に見えるので、お金に換えられない大きな楽しみがあると考える人も多く、家庭菜園の人気は高いようです。
子どもにもこうした栽培活動などを通じて感じたり、学んだりする体験ができると貴重な機会となることでしょう。
もっと調べたいときには・・・
- 子どものための農業教室(農林水産省へリンク)
- 「くらべてみよう 昔といまのコメづくり」ではコメの栽培の様子を見ることができます。
このテーマも学んでみよう!
- イモがおうちやレストランにとどくまで<おかねのやくわり道場>(小学3・3年生)