おかねのね
買い物でこまったときどうする?
これくらいはできるはず?
大人にとってはできて当然のことでも、子どもにとっては大人を相手に「おつりが足りない」とは言いだしにくいものです。あとになればなるほど言いにくくなりますから、その場で言えるように練習してみるのもよいでしょう。
また、様々なケースを想定して話し合ってみましょう。
たとえば、「しらべてみよう!」のケースでは・・・
子どもに助言
- A.
- 財布を忘れたときや手持ちのお金が足りないときは店の人にそう伝え、いったん品物を元に戻してもらうようお願いします。家に財布をとりに行って、もう一度買いに行くように伝えましょう。
- B.
- 財布を落としたときは自分が立ち寄った場所を思い出して探してみます。店内で落とした場合には、届いていないか店員さんに聞いてみることを教えましょう。
子どもの「困った気持ち」に寄り添う
まずは子どもの「困った気持ち」に寄り添うことがたいせつです。気持ちがわかってもらえると、子どもは安心して話を進めることができます。子どもの話は要領を得ないことが多いものですが、話の途中で一方的に「こうしなさい」と指示したり、「それはいけない」と非難したりすると、トラブルを隠し立てするようになりかねません。
事実関係を解きほぐすつもりで聞き出し、詰問調にならないことです。
子どもの自尊心を尊重しつつ、子ども自身が解決する力をつけるために、ヒントと勇気を与えましょう。
買い物のマナーを教える
スーパーやコンビニに一緒に行ったときがよい機会です。「陳列されている商品はむやみに触らない」、「雑誌の立ち読みはしない」、「通路で騒いだり、ふざけたりしない」、「レジ以外の場所でお金を出して数えたりしない」などと教え、一人でのおつかいや友だち同士で来たときも周囲に迷惑をかけることのないようにします。
「いらっしゃいませ」の声にあいさつを返したり、レジの人とも言葉を交わす練習をしたりさせてみましょう。
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