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おかねのね

子どもの周りには買いたい商品が満ち溢れています。

店には子どもの目の高さに商品が並べられ、テレビでは購入意欲を掻き立てるCMソングや映像が流されます。メーカーはITの普及により、対象者を絞った販売戦略が取れるようになりました。保護者は、子どもがネットからも情報を得ていることを認識し、子供の自制心を育てることが求められます。

欲しいものを我慢する力を育てるのは容易ではありませんが、小さい頃からの訓練で伸ばすことができます。子どもが何かを欲しいと言ってきたときに、頭ごなしに否定しないようにして、逆に「どうしたら○○をすることができるのかな?」と、子どもが自分で考えるように促してみましょう。代替案や買いたい気持ちを抑制すること、おこづかいを貯める方法があることに気が付くでしょう。特におこづかいを少しずつ貯めて、欲しいものを買ってみることは、子どもに達成感を与えることができます。

買いたい気持ちを抑え、どうしたら物が買えるのか、あるいは買わないでどのような工夫をすることで満足できるのか。自ら考え出した解答であれば、子どもは目標に向かって頑張ることでしょう。ときには失敗することがあっても、自問自答し試行錯誤する子どもを見守っていきたいものです。

こづかいが不足するとがまんするのが大半

「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査によれば、こづかいが不足することがあるかに対して、小学校低学年で「よくある」が10.5%、「ときどきある」が36.1%で、約半数はそうした経験があるとの回答になっています。また、こづかいが不足したときの対応は、低学年で「買いたいものを、がまんする」が48.6%と最も多く、次に「お手伝いをして『おこづかい』をもらう」が22.6%となっています。

こづかいは少な目ではあっても、我慢することを覚える良い機会となっているようです。

もっと調べたいときには・・・

「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査

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