おかねのね
お店で見つけたこんなくふう
身近な店にもいろいろな種類があります。例えば、商品を大量に扱う大型店には、スーパーや量販店のように「安さ」や「種類の多さ」を売りにする店や、「高級感」や「高級なものの品揃え」を売りにしている百貨店、薬品を中心にして生活雑貨を品揃えしているドラッグストアなどがあります。そのほかにも、ワイン専門店のように特定の商品だけを販売する商店やコンビニエンスストアなどもありますね。
また店では、季節的な商品やイベント向きの商品を販売するために、夏の花火売り場、正月用品の売り場、バレンタインの時期のチョコレート売り場などを準備します。自分の店にしかない自慢のものや珍しいものの売り場を作り、チラシを配って広範囲の客にも呼びかけたり、朝市や夕暮れ市、特定の曜日の大安売りなどを開いたりするのも客を引き寄せる工夫といえます。
子どもに助言
同じ地域内に大型店が入ってきたり新しい店ができたりすると、店同士の競争はますます激しくなります。しかも客は安くて質のよい商品に敏感ですから、店の経営もいろいろな工夫や努力が求められます。客の立場からいうと、店同士が競争をしながら工夫や努力をしてもらう方が、安価で質の良いものを購入できることにもなります。子どもには店の工夫や努力が生き残りを賭けたものであることにも気づかせたいものです。また、賢い消費者としての上手な店の選び方や買い方などを知るためにも、子どもと一緒に店に行って体験させることも必要でしょう。
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- チラシ・広告から見えるお店の工夫<おかねとしごと道場>(小学3・4年生)