おかねのね
何のために買うのかな?
買い物は契約です
「買う」という行為は、子どもができる契約の一つです。売買契約は「これください」「はい」、「買いますか」「はい」といったお互いの合意があれば、口頭でも成立します。署名や捺印の有無、お金を払ったかどうか、開封したり使用したりしたかで決まるわけではありません。あいまいな返事から思わぬトラブルになることがありますので、はっきりとした意思表示を心がけましょう。
また、契約である以上、原則として消費者側の都合で一方的に契約を取り止めることはできません。使おうとしたらサイズが合わなかった、イメージと違っていたという理由では原則として返品交換はできません。買い物をするときは値段やデザインに惑わされず、使う目的をはっきりさせるようアドバイスしましょう。
購入時、使用前にチェックすること
実際に商品を手に取って確認するほか、品質や安全性の目安としてメーカー名、素材や原材料名、原産(生産)国等の表示、認定マーク等を確認しましょう。マークの中には、事故が発生した場合に損害賠償制度があるものがあります。
※マークについては「安全やかんきょうを考えて商品を選ぼう」をご覧ください。
安全やかんきょうを考えて商品を選ぼう<おかねとくらし道場>(小学3・4年生)
子どもに助言
製品事故が起こった原因をみると、そのうちの3分の1以上に消費者の誤使用が関連しています。使用前には取扱説明書を読み、特に警告表示は必ず確認してください。パッケージの表示部分は、保証書やレシートなどと一緒に保管しておきましょう。
買ったものが不良品だったら
販売店やメーカーに連絡しましょう。交換や返金などの対応が期待できるほか、寄せられた情報は製品の改良、事故の未然防止に役立ちます。また、故障・破損による修理も受け付けてもらえる場合がありますので、自分で直せないとあきらめず、お客様相談室などに問い合わせてみましょう。
店舗販売にクーリング・オフはありません
一定期間内であれば無条件で解約・返品ができるクーリング・オフ。しかし、これは訪問販売や電話勧誘販売など特定の取引に限られ、一般的な店舗販売や通信販売には適用されません。一定の条件のもとで返品、交換を可能としている店がありますが、これはあくまでもお店のサービスです。ディスカウントショップやセール品などはできない場合が多いようです。
用語集もご覧下さい。
もっと調べたいときには・・・
- クーリング・オフって何?(独立行政法人国民生活センターへリンク)
このテーマも学んでみよう!
- 安全やかんきょうを考えて商品を選ぼう<おかねとくらし道場>(小学3・4年生)