起業を考える ―多様化する働き方の選択肢―
(Q2 起業するために必要な準備)
Q2 起業をしたいと思ったら、どんな準備が必要でしょうか
A2 まずは、具体的なビジネスプランを立てましょう
起業を決めたら、まずビジネスプランの作成から始めます。
ビジネスプランとは、事業の内容や経営の方針などを具体的かつ簡潔にまとめた書類のことです。
主な構成要素としては、
- 「商品・サービス(どのような目的で、どんな商品やサービスを提供するのか)」
- 「顧客(市場ニーズなどを踏まえて、どのような顧客を対象とするのか)」
- 「ヒト・モノ(従業員、会社の設立場所、設備・備品など)」
- 「損益計画(売上や利益の計画)」
- 「資金計画(起業に際してどの程度の資金が必要なのか。そして、それをどのように調達するのか)」
などが挙げられます【図表3】。
起業の際には考えるべきこと、やるべきことが数多くあります。
それらを体系的に整理するためにはビジネスプランが必須です。
頭の中にあるアイデアやイメージを文章化し、具体的なビジネスプランに落とし込むことで、事業の方向性やコンセプトが明確になるからです。
資金繰りの面でも、資金提供者へのプレゼンテーションの具体性が増し、協力を得やすくなるというメリットもあります。