おかねのね
景気が変わると何が変わる?
景気の変動は、少なからず、私たちの生活に影響を及ぼしています。例えば、景気がよいときは、いろいろな広告が数多く入り、周囲にも新しいお店が開店したり、家やビルが建てられたりしているかと思います。スーパーにも新しい商品が次々と陳列され、話題の商品はあっという間になくなってしまったりしますね。また、休暇で旅行に行こうと思っても、早く予約しにいったつもりなのに、「キャンセル待ち」などといわれたことはありませんか。求人広告も増え、比較的簡単に仕事をみつけやすくなります。
景気が悪くなると、その反対になります。商品の値段を下げてもなかなか売れ残りは減りません。企業は賃金を下げたり、人員整理などにより一部を解雇したりします。それでも倒産してしまう企業も現われ、失業者が増え、繁華街ではホームレスをみかけることもあるでしょう。商店街の活気も失われ、ゴールデンウィークの旅行も「安・近・短」(安く行ける近場で短期の旅行)が中心などと報道されたりします。株式投資をしている人は、また下がったと渋い顔をしていませんか。
経済は好景気 ⇒ 後退 ⇒ 不景気 ⇒ 回復 ⇒ 好景気・・・という波形を描いて変動します。この動き(波)を景気変動(景気循環)といいます。景気の山(好景気)が高ければ谷(不景気)も深く、不況脱出(景気転換)には長い月日が費やされますが、いつかは好転するものです。
もっと調べたいときには・・・
- なるほど統計学園(総務省へリンク)
- 消費者物価指数や失業率の推移などが調べられます。