金融商品なんでも百科
(平成30年4月)
投資信託
外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)
概要
特徴
外国で設定され、日本に持ち込まれて販売される「外国投資信託」の一種です。為替変動リスクが存在しますが、高い格付けの債券やCPなどの短期金融商品を中心に運用され、信用リスクの軽減や資金の流動性の確保が図られています。他の外貨建て金融商品の購入資金となる外貨を一時的にプールしたり、受取った償還金や売却代金を外貨のまま受入れる「受け皿」として利用されることもあります。
購入
購入最低額や単位は、外貨建てで設定されています(たとえば、10ドル以上1セント単位など)が、購入代金は円(原則として購入日のTTSに準じて販売会社が決定したレート)で払込むのが一般的です。なお、外貨預金口座との振替えにより、外貨での払込みが可能な場合があります(ただし、送金手数料が必要です)。また、通常、購入自体にかかる手数料(申込手数料)はありません。
換金
通常、留保期間がなく、購入日の翌取引日(海外の金融機関の営業日でかつ日本の金融機関の営業日)以降は換金自由で、換金自体にかかる手数料も不要です。円(原則として換金日のTTBに準じて販売会社が決定したレート)で受取るのが一般的です。この場合も外貨預金口座との振替えにより、外貨での受取りが可能な場合があります(ただし、送金手数料が必要です)。
利回り
運用実績によって変動する実績分配型の商品です(店頭などに表示されている利回りは過去一定期間の実績で、将来的にこれが保証されているわけではありません)。通常、分配金は毎日計算され、月末に再投資(元本組入れ)されます。
通貨
現在取扱われている通貨としては、米ドル、ユーロ、オーストラリアドル、カナダドルなどがあります。