金融商品なんでも百科
(平成30年4月)
株式
株式累積投資
概要
特徴
通常、株式購入には、まとまった資金が必要ですが、この方式を利用すれば、1銘柄につき月々1万円からと少額の資金で株式の取引ができます。毎月、一定の日に投資家があらかじめ定めた金額(1銘柄につき月々1万円から)を証券会社に払込み、証券会社が株式を買付けていきます。
払込金額
1銘柄につき毎月1万円以上100万円未満の金額。
対象銘柄
証券会社の選定した銘柄(証券会社により異なります)の中から、自由に選ぶことができます。
株式の買付け
買付けの申込みは原則としていつでもできます。買付けはあらかじめ決められた注文執行日に行われます。指値注文はできません。
株式の売却
売却の申込みは原則としていつでもできます。ただし、申込みの翌営業日の始値で売却されるのが一般的です。
口座管理料
証券会社により取扱いが異なります。
株主の権利
株式名義人は取扱い証券会社の株式累積投資共同買付け口名義となりますが、株式分割・配当金は、株式の持ち分に応じて配分されます。
通常の取引への移行
株式累積投資によって定期的に買い足した結果、株式数が、1売買単位の株数に達したときは、申し出の有無にかかわらず顧客の名義になり、通常取引の株式と同じ扱いになります。
株式累積投資(買付け)の仕組み
累積投資の仕組み
株式累積投資のように、一定期間ごとに一定金額を継続的に投資する方法を定額購入法(ドル・コスト平均法)と呼びます。この方法では、株価が高いときに少ない株数を買い、逆に株価が安いときに多くの株数を買うことになります。この方法で長期的に買い続けていくと、株価が高いときも安いときも同じ株数を買う(定株数買付け)場合に比べて、1株当たりの平均買付け値段が安くなります。
定額購入法(ドル・コスト平均法)で定額買付けをした方が、
定量購入法よりも、平均コストを低減できます。
なお、株式累積投資や株式ミニ投資の取扱いの詳細(受渡日、約定価格、取引不成立の場合の処理、各種株主権の取扱いなど)は、原則として各取扱い証券会社で定める約款によることとなっています。したがって、個別の内容は取扱い証券会社で確認することが必要です。