金融商品なんでも百科
(平成30年4月)
投資信託
不動産投資信託(REIT)
不動産投資信託は、マンションやオフィスビルなどの不動産に投資して主に賃料収入を投資家に配当する仕組みの投資信託のことをいいます。すでに市場が拡大しているアメリカのREIT(不動産投資信託<Real Estate Investment Trust:リート>)にちなんで、REIT(J−REIT、ジェイ・リート)と呼ばれています。
不動産投資信託は、個人金融資産の運用多様化ニーズを満たす新しい金融商品として、また、不動産市況の活性化につながる商品として期待されています。不動産投資信託は株式投資信託や公社債投資信託とは異なるリスクがあります。購入を検討する際は、その商品の持つ特性などを慎重に見極めることが必要です。
具体的なリスクについて例をあげると、
- そのファンドを構成する不動産の賃料収入の低下によって利回りが低下し、当初予想の利回りを確保できない場合があること
- 金利が上昇した場合、借入金の多い不動産投資信託では利払い負担が増え、その結果利回りが低下する場合があること
- 地震などビルの損壊による分配金や価格の低下
などがあります。
不動産投資法人各社のサイトで紹介されている運用方針や運用対象などをみて、よく理解することが必要です。