家計の金融行動に関する世論調査
家計の金融資産に関する世論調査[二人以上世帯](平成15年まで)
家計の金融資産に関する世論調査 平成15年調査結果
Ⅰ 家計の金融資産・借入金の状況
1. 金融資産の保有状況
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金融資産保有世帯における平均額は1,460万円となり、過去最高額となった。また、中央値(注1)は、850万円と前年(833万円)を若干上回った。金融商品別にみると、預貯金(郵便貯金を除く)の構成比が最も高く4割強、次いで郵便貯金が2割弱を占め、両者合計では6割と、引続き前年並みの水準となった
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一方、貯蓄の有無については、2割強が「貯蓄を保有していない」と回答し、本調査を開始した昭和38年以来の高い水準となった。このため、全世帯ベース(「貯蓄を保有している」世帯+「貯蓄を保有していない」世帯)(注2)の金融資産保有額をみると、前年に比べ減少している。
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現在の貯蓄残高が1年前に比べ「減った」と回答した世帯は、3年連続で前年比増加し、回答世帯の過半に達した。貯蓄残高が減少した世帯では、その理由について、6割弱が「収入減による貯蓄取り崩し」と回答した。
(注1)【BOX】平均値と中央値(PDF 96KB)参照。
(注2)【BOX】残高のある世帯と全世帯(PDF 96KB)参照。
2. 借入金
- 借入金のある世帯の割合は、ほぼ4割となっており、平成8年をピークに減少傾向にある。また、借入れ額は、1,247万円と前年を下回った。