先生のための金融教育セミナー
第4回 「金融に関する消費者教育セミナー」 (東京)
実践例報告およびワークショップ
(2)先生方の真剣さが印象的なワークショップ
ワークショップは2つの分科会に分かれて、それぞれ『これであなたもひとり立ち』を使って課題に挑戦した。
分科会1の課題は、(1)「初めての大きな契約」(ワーク6)、(2)「ひとり暮らしの快適空間をつくる」(ワーク7)、(3)「クレジットカードを作ろう」(ワーク8指導書)、(4)「おいしい話にご用心」(ワーク10)、(5)「私は消費生活相談員」(ワーク全体)の5テーマ。指導・進行を担当されたのは東京都立文京高等学校の阿部智子先生、アドバイスは新潟県立小千谷高等学校の池山純子先生と新潟県立見附高等学校の渡邊祐子先生。
分科会2もテーブルごとにグループに分かれ、いまなぜ金融に関する消費者教育が必要なのか、本セミナーに参加した問題意識等をポストイットを使って書き出し、それぞれの論点について、授業で取り上げる場合、『これであなたもひとり立ち』のどの教材が使えるか活用法を考え、グループごとに発表が行われた。指導に当たられたのは城西国際大学の阿部信太郎先生。
いずれの会場も先生方の真剣さで会場の温度が上がっているのでは、と思われる熱さ。
印象的だったのは男の先生の参加が30人以上も見られたことだ。その先生たちは現代社会、公民、政治経済などが担当科目で、それら社会科に家庭科の視点を取り入れて授業を考えたいと思っておられるらしい。
暑い最中、遠くは新潟や広島から参加された先生方の研究熱心さには頭が下がる。