─仕事と介護の両立支援制度&介護保険サービスを活用─
介護離職をしないために 仕事と介護を両立させる4つのポイント
介護離職の現状と仕事と介護を両立する必要性
介護離職とは、家族などが要介護状態になり、介護に専念するために仕事を辞めることをいいます。
厚生労働省の雇用動向調査によると、介護離職者数は、2018年に約10万人となり、8年間で約2倍に増加しました。
さらに、東京都産業労働局が行った2015年アンケート調査では「今後、家族や親族を介護する可能性がある」と答えた方は7割を超えており、介護離職者がますます増加していくことが懸念されています。
介護離職をする方の多くが、身体的、精神的な負担を減らすことを離職の目的としますが、実際には「介護離職をして良かった」と考えている方は少ないようです。
厚生労働省のアンケートデータでは、「離職後に負担が増した」と答えた方は、精神面で約56%、肉体面で約52%、経済面で約70%という結果になっています。
ですから、介護離職は慎重に考える必要があり、可能な限り仕事を続けていく方向で考えましょう。