家計の金融行動に関する世論調査
家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)
家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成20年調査結果
Ⅲ 家計のバランス、生活設計等
1.家計のバランス評価
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家計の資産負債バランス評価では、8割弱の世帯で「意識したことがない」としている。意識している世帯では、「資産と負債のバランスにはゆとりがある」もしくは「資産と負債のバランスについて不安はない」とした世帯が合わせて1割強、「資産と負債のバランスに不安を抱えている」とした世帯が約1割を占めている。
- 過去一年間の家計運営の評価については、約1/3の世帯で「意識したことがない」としている一方、意識している世帯では、「思ったより、ゆとりのある家計運営ができた」もしくは「思ったような家計運営ができた」とした世帯は約1/4、「思ったより、家計運営は苦しかった」とした世帯は4割強となった。
2. 住居の取得計画
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自家取得予定時期は、10年以内(「今後3年以内」と「5年以内」と「10年以内」の合計)を予定している世帯が約2割、「マイホームの取得については目下のところ考えていない」とした世帯が4割強、「将来にわたりマイホームを取得する考えはない」とした世帯が2割強となった。
- マイホーム取得予定金額については、必要資金総額が3,180万円、うち自己資金が1,459万円、借入金が1,721万円となった。
3. 老後の生活への心配、年金に対する考え方
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老後の生活について心配である(「非常に心配である」と「多少心配である」の合計)と答えた世帯は、9割弱となった。
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「心配である」としている世帯では、その理由について「十分な貯蓄がないから」、「年金や保険が十分ではないから」が、それぞれ7割を超える高い割合となっている。また、「生活の見通しが立たないほど物価が上昇することがあり得ると考えられるから」が4割強となった。
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年金に対する考え方については、「日常生活費程度もまかなうのが難しい」と回答した世帯は約6割、「ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる」は約1/3となった。
- 老後の生活費の収入源は、「公的年金」が約2/3ともっとも多く、次いで「貯蓄の取り崩し」、「就業による収入」がともに約5割となった。
4. 経済的な豊かさと心の豊かさ
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経済的な豊かさについては、実感していない(「あまり実感していない」と「全く実感していない」の合計)とした世帯が約7割となった。一方、心の豊かさについては、実感している(「実感している」と「ある程度実感している」の合計)とした世帯が約5割となった。
- 経済的な豊かさを実感するために大切なこととしては、「ある程度の額の年収の実現」が約7割、「ある程度の額の金融資産の保有」が5割弱となった。また、心の豊かさを実感するために大切なこととしては、「健康」、「趣味の充実」がそれぞれ5割強ないし5割弱となった。
5. 生活設計
- 生活設計策定の有無については、「現在生活設計を立てていないが、今後は立てるつもりである」世帯が6割弱、「生活設計を立てている」世帯が約1/4、「現在生活設計を立てていないし、今後も立てるつもりはない」世帯は2割弱となった。